TOP 特集 日本のウイスキーが世界を席巻中!
日本のウイスキーが世界を席巻中!

日本の味

日本のウイスキーが世界を席巻中!

日本のウイスキーが世界を席巻中!

ウイスキーブーム、新時代突入!

いま、ジャパニーズウイスキーが世界中でブームを巻き起こしています!
財務省の貿易統計によると、2017年の輸出額は136億4千万円で対前年比25.8%増、10年前と比べると約11倍の輸出額になります。
日本国内では、2008年からハイボールブームが再燃。2014年には、ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝とその妻、竹鶴リタの半生を描いたNHKの朝ドラ「マッサン」が話題を呼びました。ここ1~2年はクラフト蒸留所ブームで、相次いで新しい蒸留所が誕生。日本酒の蔵元や、地ビールのメーカーなどがこぞってウイスキー事業に乗り出しています。
ジャパニーズクラフトの元祖となったベンチャーウイスキーの「イチローズモルト」は、英国のウイスキー専門誌主催の品評会「ワールド・ウイスキー・アワード」で、2年連続で世界最高賞を受賞しました。

日本のウイスキーに、最適の書籍2冊を紹介いたします。

ウイスキー・ライジング』(写真上、中)

作者、ステファン・ヴァン・エイケンは、2000年に日本に移住して以来、ジャパニーズ・ウイスキーの調査をつづけ、Nonjattaなどのサイトで、ジャパニーズ・ウイスキーに関する情報を発信しつづけています。作者の調査、研究の集大成として、2016年に『Whisky Rising』がアメリカで出版されました。これはそれを大幅にアップデートした、日本版です.いままでほとんど書かれていなかった、ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されています。また近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載しています。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

 

『新版 ウイスキー検定公式テキスト』

本書はウイスキーブームの最中、2014年にスタートした「ウイスキー検定」の公式テキストです。ウイスキー検定は、3級、2級、1級の常設級と、不定期で実施されるシングルモルト級、ジャパニーズウイスキー級、バーボン級などのスペシャル級があります。3級、2級、スペシャル級はどなたでも受験可能。1級のみ、2級合格者が受験できる段階試験となっています。テキストはスコッチ、アイリッシュ、ジャパニーズ、アメリカン、カナディアンからなる世界の5大ウイスキーを網羅。

 

 

ウイスキーの定義や原料といった基本にはじまり、5大ウイスキーの歴史や蒸留所の紹介、製造工程、シングルモルトとバーボンはどう違うかなど、あますところなく説明します。4年ぶりとなる今回の新版では、世界的なクラフトウイスキー、クラフト蒸留所のブームを受けて、世界各国で新たに創業したマイクロ蒸溜を新規掲載するとともに、既存の蒸溜所もすべてアップデート。多くのウイスキーファンにとっては最新の事情を知ることができる格別の読み物に、興味をもちはじめたばかりの初心者の方には、ウイスキーへの理解がぐっと深まる一冊になっています。ウイスキー文化研究所/土屋守代表が、自ら足を運んで得た蒸溜所の情報を元に本書を監修。

 

「ウイスキー検定」の受験者はもちろんのこと、ウイスキー初心者から上級者まで、どなたにも愉しめる愛蔵版の二冊をご紹介しました。

ウイスキー・ライジング

ジャパニーズ・ウイスキーの全てを解説

ジャパニーズ・ウイスキーに関する情報を世界に発信し続けている著者が書き下ろした本の翻訳版。ジャパニーズ・ウイスキーの詳細な歴史、日本の全蒸留所の調査データを掲載。発売されたボトルの解説なども掲載。

取材/小学館