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日本の伝統的な職人技
京の工芸
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京うちわ
うちわは古来、宮中や神仏の儀式に用いられていたという。京うちわは、うちわ面と柄を別に作り、後に柄を差し込む「差し柄」の構造が特徴だ。あおいで涼をとるだけでなく、見て心を涼やかにしてくれる。
京焼・清水焼
桃山時代以降京都で造られる陶磁器の総称を京焼と呼ぶ。江戸時代の初期に丹波の陶工、野々村仁清(にんせい)が京に出、優雅な作風で色絵(いろえ)陶器の技法を確立した。江戸時代清水焼は清水寺門前町で焼成されたものの呼称だったが、次第に京焼と同義となる。
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読んでわかる俳句 日本の歳時記 夏
家庭に一冊、日本の四季を学びましょう
歳時記で初めて掲載全句に解説文がついた『読んでわかる俳句 日本の歳時記』シリーズの第2巻。第1巻『春』(既刊)より48ページ増。俳句愛好家だけでなく、日本人ならそろえておきたい季語の百科事典の決定版。
文/澤田美恵子 写真/中野仁人 編集/日本の本編集部