『サラバ！』（小学館刊）で直木賞を受賞した西加奈子さんが、今年５月 The PEN World Voices （ニューヨーク）で日本作家を代表し登壇したのに続き、去る１０月チェルトナム文学祭（ロンドン郊外）に招待され講演したのだ。

ニュージーランド、ナイジェリア、日本、アメリカ、アイルランド、カナダ、そしてアルゼンチンの７カ国で開催される主要文学祭のコラボレーション企画として、次世代を担う作家7人が選出。その一人として西加奈子さんが登壇、在英翻訳家ポリー・バートンさんによる英訳作品が、イギリスの地で読まれる貴重な機会となった。

コッツウォルズ近郊の田舎町、チェルトナムで開催されるこの文学祭は今回７０周年を迎え、世界最古かつ最も長く開催され続けている。