TOP 特集 京の工芸
京の工芸

日本の伝統的な職人技

京の工芸

京の工芸

第二回:和装の小物

平安時代から続く職人の手業の極みが、帯や帯締から感じとれる。

西陣織

平安時代より京は絹織物業が盛んであった。応仁の乱で西軍の大将山名宗全が西に陣をはったことが、西陣織の名の由来。多くの工程の一つひとつで熟練の匠が丹念な仕事をする。磨き抜かれた技が結晶し、時代を超える豪奢な帯となる。

 

京くみひも

京で組紐が作られるようになったのは平安時代から。鎌倉期には武具の一部、安土桃山期には茶道具の飾り紐、江戸期には帯締(おびじめ)を開発した。手組みの組紐は丸台、高台、角台などの道具を使い手で組む。手仕事の帯締は、しっかり帯を支え心地よい。

日本絵画名作 101選

日本絵画1100年余のエッセンスを網羅

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文/澤田美恵子 写真/中野仁人 編集/日本の本編集部